蓄電システム
「自立電源設置サービス」について
◎2019年11月20日から中国電力株式会社、株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(略称ESS)が「自立電源設置サービス」の開始に伴い、弊社で蓄電池の取扱いを開始いたします。
蓄電池は、現在の価格では経済的メリットが見込めませんが、近年の異常気象による大型台風などでの長期間停電の備えとして蓄電池を準備しておくのも大切なことだと思います。
◎環境問題を考えましても、太陽光発電などの再生可能エネルギーを蓄電池に蓄えて利用する事が地球温暖化問題解決の一歩と考えております。
【1】蓄電システムの概要
① 蓄電池の全体像
◎蓄電システムと言っても色々な種類がありますので、まずは全体像をつかみましょう。蓄電システムを簡単に言うと、バッテリー+パワーコンディショナ(制御装置)+外装で構成されています。バッテリーは直流でそれを家庭の商用電源につなげて使う訳ですから、電力変換、充放電の制御や蓄電池にためた電気が商用電源側に流れない様に逆潮流防止装置などが必要です。(再生可能エネルギー以外を商用電源に流してはいけない国のルールがある為)まずは、基本となる蓄電池(バッテリー)の種類と特徴を解説します。
② バッテリーの種類と特長
種 類
| 特 徴
(寿命及びサイクル数参考データ経済産業省蓄電池戦略プロジェクトチーム資料より)
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鉛蓄電池
| 最も古い歴史を持つものが、「鉛蓄電池」です。主に自動車のバッテリー、非常時バックアップ電源などに用いられています。
マイナス極に鉛、プラス極に二酸化鉛、電解液に希硫酸を用いた電池です。 1kWhごとに5万円と比較的コストも安価で、広い温度範囲で動きます。過充電にも強いとされ、使用実績が多い電池です。また、充電から放電を1サイクルとした場合の鉛蓄電池の寿命17年サイクル数3,150回とされている。 |
NAS電池
| 日本ガイシ株式会社だけが製造する電池で、大規模電力貯蔵施設、電力負荷平準化、再生可能エネルギーの出力安定化対策などに用いられることが期待されています。コストは1kWhごとに4万円となっていますが、量産してコストダウンすることが可能です。充放電時の自己放電などがなく、充放電のエネルギー効率が高いとされ、また寿命15年サイクル数4,500回と、長寿命である。
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Li-ion電池
(リチウムイオン電池)
| ノートパソコンや携帯電話など、モバイル機器のバッテリーに用いられる電池です。有機電解液を用いていることから、高い安全性確保策が必要になり、粗悪品の場合、ニュースなどでも取上げられる発火事故などの危険があります。
また寿命6~10年サイクル数3,500回と比較的長寿命であることもあることも特徴です。ただ、コストが1kWhごとに20万円と少し高くなります。 |
ニッケル水素電池
| リチウムイオン電池の登場まで、多くのモバイル機器のバッテリーの主流でしたが、現在ではハイブリッドカーのバッテリー、鉄道用の地上蓄電設備などに使われています。過充電や過放電に強く、急速充放電が可能であるという特徴がある一方で寿命5~7年サイクル数2,00回と短い、コストが1kWhごとに10万円と比較的高い、自己放電が大きいなどの課題があります。
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③ 蓄電池の寿命と保証
◎蓄電池の寿命は、「サイクル」で表記することがあります。「サイクル」とは、充電と放電を1セットとして、何回繰り返すことが出来るかという回数です。同じリチウムイオン電池でも、メーカーによって、その特性などが異なるので、サイクル数も異なってきます。また、充電・放電やその他の周囲環境によってもサイクル数は異なります。
◎蓄電池の保証は、重要です。値段だけでなくしっかりとした保証がついてる蓄電池を選びましょう。大手メーカーの保証期間を見てみると、それぞれ違います。例えば、京セラや東芝は保証期間が10年ですが、シャープは基本10年で有償でプラス5年の15年になります。その他、メンテナンスサービスが充実している安心できるメーカーを選びましょう。
【2】 蓄電システム設置の目的は?
① アフターFITの安い電気を有効活用する。
② 太陽光発電の普及に不可欠で地球温暖化防止に貢献
【3】蓄電システムの分類は?
◎まずは、大きく分けて2種類です。系統連系しないタイプと系統連系するタイプ(電力会社の電気とつなげる)ですが、しないタイプとは、モバイルバッテリーやUPS(無停電装置)などの、家庭のコンセントにつないで電気をためて必要な時に使うタイプです。手軽で低コストですが、基本的には蓄電容量は少ないです。
◎次に説明するのが、本題と思われる系統連系タイプです。系統連系タイプは電力会社から供給される電気とつなげて、交わる訳ですから電力会社への申請が必要となってきます。電力会社は保安・安全の立場からJET認証(国が信頼できる製品にのみ発行する認証)基準の製品しか認めませんし、有資格者による設置工事が必要です。
① 【非系統連系型】 コンセントに繋ぐタイプ蓄電池(使用のイメージ)
◎一般的には小容量な機種がほとんどですが、一般家電品と同じようにコンセントに繋いで使用するので電力会社への申請が必要なく、手軽に使えるのがメリットです。
◎停電時にパソコンのデータ保護の為のUPS(無停電装置)もこのタイプです。
③ 【系統連系型】 単機能タイプ蓄電池(電気の流れイメージ)
◎停電時には重要負荷分電盤に接続された機器のみが使用できます。
(容量・機種によって使用できる電力量は異なります。)
◎最近では、色々な商品が発売されて、大容量で200V機器が使えたり、太陽光発電システム
◎最近では、色々な商品が発売されて、大容量で200V機器が使えたり、太陽光発電システム
(PV)と連係できるものや、停電時にも疑似電気をPVパワコンに送りPVパワコンを100%稼働可能な機種もあります。
④ 【系統連系型】単機能・多機能タイプ蓄電池(価格情報あり)
◎系統連系型の中にも、単機能タイプだけでなく、色々な機能を持った多機能タイプがあります。多機能タイプには変換効率の良いハイブリッド型や(EV)電気自動車を蓄電池として上手く活用すると電気代だけでなくガソリン代も節約できる「V2H」と組み合わせ出来るタイプもあります。
ニチコン12kWh単機能蓄電システム
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型式
| ESS-U2L1
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セット定価
| 3,825,000(税別)
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販売価格
| 1,390,000(税別)63%OFF
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標準工事費
| 250,000(税別)
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12kWhの大容量リチウムイオン電池を搭載して停電時には重要負荷分電盤に接続された最大20Aまでの電化製品が使え、アフターFITに適した「グリーンモード」自動運転します。
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ニチコン12kWhハイブリット蓄電システム
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型式
| ESS-H1L1
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セット定価
| 4,468,000(税別)
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販売価格
| 1,850,000(税別)58%OFF
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標準工事費
| 298,000(税別)
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既存のパワコンの取替が必要ですが、太陽光充放電5.9kW、自立運転出力5.9kWという高い充放電能力で、全負荷分電盤で停電時に200VのエアコンやIH調理器も使えるので安心です。
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ニチコンEV蓄電「V2H」システム
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型式
| VCG-666CN7
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セット定価
| 798,000(税別)
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販売価格
| 798,000(税別)
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標準工事費
| 300,000(税別)
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EVを蓄電池として使うシステムなので、新型日産リーフなら62kWhの大容量蓄電池が利用でき、しかも太陽光パワコンを通常運転出来EVに充電できる為長期間の停電にも対応可能です。
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ニチコン4kWhトライブリッド蓄電システム
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型式
| ESS-T1S1V
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セット定価
| 3,521,000(税別)
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販売価格
| 1,750,000(税別)50%OFF
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標準工事費
| 300,000(税別)
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「V2H」システムはEVが接続されていない場合停電時に作動出来ませんが、このシステムなら蓄電システムもあるので、限られた電気ですが使用出来ます。アフターFITの余剰電力をEVにためて走れて経済的です。
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【4】 太陽光発電のあるご家庭向き
① 停電時にも太陽光発電システムの電気を100%使える機能搭載!
一般的な蓄電池は、停電時に特定負荷分電盤につながれた100Vの電化製品のみ使用可能ですが、
「スマートスターエル」なら全負荷型なので、200V機器も含め家まるごとバックアップできます。
停電時も太陽光発電を使用可能
一般的な蓄電システムの場合、停電のときは系統からの電力供給が止まるため、太陽光発電は自立出力1.5kWまでしか出力できないようになっています。しかし、「SmartStarL」は、独自のシステム制御により通常時と同様に太陽光発電を稼動させ、発電した電力を家庭内で使用することができます。また、余剰電力がある場合は、最大3kVAまで「SmartStarL」に蓄電することができるので、夜になっても安心して過ごすことができます。
② シャープクラウド蓄電システム
一般的に太陽光発電システムのパワーコンディショナの寿命が10年~15年ですので、アフターFITを迎えた時点でパワーコンディショナをクラウド蓄電システムに対応した商品への取替をお勧めします。
AIが余剰電力に合わせて自動制御
AIが天気予報や生活パターンから余剰電力を予測、昼間の割高な電力の購入を抑えます。
クラウド連携エネルギーコントラー(HEMS)を繋げばスマートホンで家の電気の使用状況や機器の状態をチェック出来ます。
【5】 買わずに万一の停電や、故障にも安心な電化リースで蓄電池!
停電時にも太陽光発電システムの電気を100%使える機能搭載!
一般的な蓄電池は、停電時に特定負荷分電盤につながれた100Vの電化製品のみ使用可能ですが、
「スマートスターエル」なら全負荷型なので、200V機器も含め家まるごとバックアップできます。
停電時も太陽光発電を使用可能
一般的な蓄電システムの場合、停電のときは系統からの電力供給が止まるため、太陽光発電は自立出力1.5kWまでしか出力できないようになっています。しかし、「SmartStarL」は、独自のシステム制御により通常時と同様に太陽光発電を稼動させ、発電した電力を家庭内で使用することができます。また、余剰電力がある場合は、最大3kVAまで「SmartStarL」に蓄電することができるので、夜になっても安心して過ごすことができます。
人口知能で普段の生活をかしこくサポート
「SmartStarL」とAI(人口知能)「GridShare」が連携して、日々の電気の使われ方を学習して曜日や時間帯ごとの傾向から、翌日に必要な電力量を予測。翌日の気象予報から、太陽光パネルによる発電量を予測し、AIが予測する翌日の電気使用量と照らし合わせて蓄電池に貯める深夜電力を決定します。
「GridShare」により蓄電池の充放電を最適コントロールすることで、経済的で安心なエネルギーライフを実現します。
「GridShare」により蓄電池の充放電を最適コントロールすることで、経済的で安心なエネルギーライフを実現します。
「GridShare」による蓄電池最適制御サービスをご利用になるには、グリッドシェアジャパン株式会社との契約が必要です。月額1,200円税別(最初の2年間は不要です。)
お見積から工事・修理対応まですべてハマイが行います!
お問い合わせはお電話か、メールフォームまで