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EV(電気自動車)充電って?

【1】 EV充電設備には、どんなものが?

【1-1】EV充電には「普通充電」と「急速充電」があります。

◎国内主要メーカーのEV・PHEVには「普通充電ポート」と「急速充電ポート」の二種類がが設置されていますが、車種によってその接続場所が異なりますので注意が必要です。
◎普通充電器は、設置場所などによって、さらに複数のタイプに分けられます。建物と駐車場が近い場合は、建物の壁面に設置した充電器から充電する「壁面取り付け型」が便利。一方、建物と駐車場が離れている場合は「スタンド型」がおすすめです。

【1-2】車載充電ケーブル

◎EV・PHEV車を購入すると付属の充電ケーブルが付いてきます。最近の付属の充電ケーブルは長さが7.5mで容量が【200V16A】のものが主流です。
充電ケーブルに流れる電流は、ケーブルに付いているコントロールボックスが制御します。このとき充電出力は200V×16A=3.2kW つまり1時間充電すると3.2kWh貯めることができます。
■40kWの日産リーフに充電するには、     
40kW÷3.2kW=12.5時間かかる計算になりますが、全くの空の状態から充電するわけではないと思うので、一晩で大丈夫です。
◎左の画像は屋外用200V20Aコンセントですが、付属の7.5mケーブルが届く場所への設置が必要です。
◎普通充電ケーブルで自宅で充電する場合には、電力会社との契約内容を確認される事をお勧めします。ガソリン車の場合「1Lで150円で15km走る」と分かりやすいのですが、EV充電の場合「1kWで6km走る」その1kWはいくらなの?
電力会社によっても契約プランによっても異なりますが、中国電力の「電化Styleコース」だと、21時~翌朝9時までに充電すると約15円と割安です。しかし昼間に充電すると倍以上の金額になります。(土日祝日は割安です。)

【1-3】充電シーンと充電器の選択。

「普通充電器」は充電に時間はかかりますが、設備費用が安価で、住宅や事業所など普段駐車する場所での充電に適しています。「急速充電器」は設置費用が高額となりますが、高電圧で電流を流すことで、30分程度で約80%まで充電可能で、長距離を走行する途中で継ぎ足し充電に適しています。「充電シーン」は以下の3つに分類できます。

【1-4】充電時間の違い。

◎電気自動車への充電時間は、EV車の電池容量と充電器の種類によって変わってきます。
電気の充電は水を容器に溜めるイメージです。充電器の出力は蛇口から出る水量で、電池容量は容器の大きさです。電池容量40kWを水槽400Lとすると毎時40Lの水量で溜めると10時間です。自宅で普通充電する場合は毎時25L、サービスエリアの急速充電毎時400Lのイメージです。但しサービスエリアなどでの充電は30分ルールがあり、30分で自動停止しますので、終わったら車を移動して次の人に譲りましょう。        
◎EVの車種によって受入可能な最大電力に制限があります。出力50kWの急速充電器を使っても、受入最大電力が50kWの車と25kWの車を比べると充電量は変わります。
※航続距離は実走行に近い「WLTCモード」カタログ値ですが、エアコン使用などの条件によって変わります。 ※充電時間は、バッテリーの温度や気温によっても変わってきます。

【1-5】普通充電にも出力の違いがあります。

◎現在の主流の200Vタイプで、3kW出力と6kW出力(倍速充電)があります。
一般家庭の多くは安価に設置できる20A200Vコンセントタイプが多いですが、EV車のバッテリー容量も大きくなり、一日に長い距離を走行される事が多いお宅や複数台のEV車を充電したい事業所などでは、6kW出力(倍速充電)タイプがおすすめです。
 ※但し車種によっては倍速充電に対応していない場合もあります。メーカーにご確認下さい。
◎安価に設置できるコンセントタイプには100Vと200Vの二種類がありますが、100Vタイプは充電時間が長くかかりますし、対応していない車種もあります。
◎電気自動車を購入すると車載用Mode2充電ケーブルがついてきますが、毎日の着脱が面倒と思われる方にはケーブル付きMode3タイプがおすすめです。

【2】 電気自動車ってお得なの?

【2-1】ガソリン車の燃費とEV車の電費。

◎ガソリン車の燃費に対して電気自動車の電費!
電気はテレビ番組の「ぽつんと一軒家」でも電柱が建って、繋がっていてビックリですよね。田舎ではガソリンスタンドが減って、遠くまでガソリンを使って給油に行ってます。その手間と時間も費用に含めると、電気自動車の電費は大変経済的だと思います。

【2-2】家充電は安い時間帯の充電がお得。

◎【2-1】の「ガソリン車の燃費とEV車の電費」の計算では、26円/kWhで計算して比較していますが、お得な契約で夜間に充電すれば約半分のコストで充電出来ます!

【2-3】外充電はどこですればいいの?

急速充電器の充電スタンドが設置されている場所        
◎経路充電を行う急速充電器は高速道路のSAやPA、幹線道路沿いの道の駅、日産や三菱のカーディーラーに設置されています。他にファミリーマートやローソンなどのコンビニエンスストアの駐車場にも多く設置されています。
◎今後の急激なEV車普及にむけて充電インフラの整備が急務ですが、令和4年6月6日のニュースで、ENEOSは日本電気(NEC)とEV充電サービスの事業譲渡契約を締結し、EV充電器およそ4600基の運営を開始したと発表しました。

【2-4】外充電のお得なプランは?

■充電会員カードがない場合ビジター利用料金となります。        
◎会員カードを持たずビジター充電した場合
急速充電30分で1,650円・普通充電3時間1,584円(カード会員はいずれも495円)
充電の際、都度スマホか携帯電話でクレジット決済して承認番号の入力が必要となります

◎頻繁に長距離走行をされて経路充電をされる方は、「急速・普通併用プラン」月額4,620円(年額55,440円)の会員カードを持たれたら、高速道路等でスムーズに充電できます。
自動車メーカのお得な充電カードもありますので、合わせて検討されたらと思います。
◎家充電の場合8時間充電しても26円/kWhで208円と割安です。マンション等で外充電しかできない場合は仕方ないですが、家充電が最もお得だと思います。

【3】 電気自動車のバッテリー電力をつかう?

【3-1】EVのバッテリーをアウトドアで利用。

●2つのACコンセントを同時に使用するときは、消費電力の合計が1500Wを超えないようにしてください。 
●AC電源使用時は駆動用バッテリーの残量が少なくなると、自動的にエンジンが始動し充電をおこないます。車両の停止中にエンジンが始動した場合、アイドリングストップに関する条例に抵触することがありますので、十分にご注意ください。

【3-2】災害時にEV車を蓄電池として活用。V2L(Vehicle to Load)

V2Lとは、電気自動車(EV)や(PHV)の車両バッテリーを、外部に給電できるシステムのこと。クルマから電化製品に直接給電可能というシステムの事です。
◎外部給電器(V2L)機器を介して100Vコンセントから電気出力可能。屋外や出先でもさまざまな電気製品の電源として災害時などにも活用できます。

【3-3】V2H(Vehicle to Home)のある暮らし。

V2Hは普段、ご家庭で6kW倍速普通充電器としてEV充電にお使い頂けて、電気自動車を蓄電池としても使える優れものです。さらに太陽光発電を連係する事で経済的にも非常時にも大きなメリットが生まれます。

【4】 EV充電設備の設置費用と補助金

【4-1】タイプ別設置費用の目安

◎6kW倍速充電タイプは日常的に長い距離走られる方や、複数台の充電が必要な方におすすめです。
EV車1台で一日の走行距離が150km以内なら3kW普通充電で良いと思います。

【4-2】コンセントタイプの設置費用

◎車種によっては充電量の上限を設定できるようになっています。そうした機能を活用して充電量の上限を設定したり、タイマー機能などで80~90%充電が良いとされています。

【4-3】V2H(Vehicle to Home)の設置費用

◎三菱電機がV2Hの製造から撤退して、ニチコンがほぼ独占状態なのが現状です。P社とS社が参入する噂でしたが半導体不足の影響で大幅に遅れているようです。その為か本体の仕入価格が下がらず残念ですが定価販売となっています。
◎UPSと自動切替盤の付いたプレミアムPlusモデルもありますが、本体1,877,700と高額でお勧めしていません。

【4-4】EV充電設備の補助金

令和5年度の補助金は終了しました、補助金の活用をお考えの方は来年度取得をご検討ください。

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